だんない

映画が好きだけど、映画についてはほとんど書いてない雑記ブログ。

「うつ病になった」と打ち明けたときの気持ちについて【はじめての心療内科から休職するまで】

「わたし、うつ病になった。」

と打ち明けるのに、ものすごく勇気がいりました。

 

「どんな反応されるんだろう……」しきりに悩んでいました。

 

甘えだと思われないか?

新入社員で自分に責任がかかるような仕事もしてないのに辛い?

みんなしんどい思いしながら働いてるのに、努力もしてないお前がうつ病

 

考えれば考えるほど【人に相談する】ことのハードルがどんどん上がっていきました。

本当に悩んだ。

 

今日はそんなわたしの気持ちを書き残していこうと思います。

 

【目次】

 

身近な人に話すより病院にいく方が気が楽だった

日に日に重くなる身体、寝ても何度も目覚める夜、勝手に流れてくる涙……etc

 

明らかに自分がおかしくなっている。

けど、これは【社会人になれば誰もが通る道】であって乗り越えなければならないものだと思っていました。周りに相談する勇気はありませんでした。

 

が、こんなわたしでも病院にヘルプを求めることができました。

おそらく今の自分の状況を客観的に判断してほしかったんだと思います。

問題があればどうにかして助けてもらいたいし、問題なければなかったことにすればいいと思っていました。

 

「あんたごときが心療内科に行くの?」と思われるのがイヤだったので、完全独断かつ誰にも言わずに病院に行きました。

 

はじめての心療内科は思ったより普通だった

家から一番近い心療内科を探して予約もせずに行きました。

かなり緊張しましたが、今までにいったことのある病院となんら変わりなく普通の病院でした。

 

問診票になんて書けばいいか悩みましたが「疲れがとれない」とだけ書きました。

名前を呼ばれて、診断シート(質問票?)に記入し、お医者さんと15分ほど話しました。

 

緊張していたのであまり覚えていませんが「大丈夫ですよ、ゆっくり休みましょう」といってくださったことはよく覚えています。

その日のうちにうつ病と診断され、薬を4種類処方してもらいました。

 

休むためには話さないといけない

お医者さんの言葉に安堵したのも束の間、ゆっくり休ませてもらうには会社の上司、両親に「うつ病になったこと」を話さなければいけない。

 

この当たり前を乗り越えるのに、とても時間がかかりました。

 

仲のよい友人が最初だった

そこで、わたしが一番最初に打ち明けたのは仲のよい友人でした。

もともとご飯を食べに行く約束をしていたので「ここで言えなかったら誰にも言えない……!」という思いで打ち明けました。

 

友人2人はとても驚いていましたが、すんなりと受け入れてくれました。

いくら仲がいいとはいえ、もっと異物のように扱われると思っていたので2人の反応にとてもほっとしました。

 

2人は親身に話をきいてくれましたし、その後は普通に馬鹿話を楽しむことができました。この雰囲気には本当に救われました。

 

たまに「何でも相談のるよ」と言って電話をかけてくれたりもしています。

この2人のおかげで両親や上司に打ち明けることができたと言っても過言ではありません。

本当に感謝です。

 

母親に打ち明けるのが一番つらかった

その後、わたしの中で一番高いハードルだった母親に打ち明けました。

 

ハードルが高かったというのも、母親はいろいろなものを背負いすぎていて「わたしぐらいまともに働いて自立しないと……」という想いが強くあったから。

 

絶対にわたしを否定しないことはわかっていましたが、母親に甘えることがとても辛かったのです。

母親は泣きながらうつ病を告白するわたしに「母さんがついてるから大丈夫」と言ってくれました。 

 

わたしはただ「ごめん」と謝ることしかできませんでした。

申し訳なさで潰れそうでした。

 

上司に診断書を渡す

その翌日、診断書を持って直属の上司に打ち明けました。

驚いてはいたようですが、「しっかり休暇をとって療養するように」と命じてくれました。

「もっと早くいってくれればよかったのに」と言ってくれました。

あと、わたしが封筒を渡すもんだから退職届だったらどうしようとも思ったようです。

 

その後すぐに人事部長に呼ばれ「今の部署がしんどいなら別の部署に異動してもいいし、別の支店へいってもいい。今の部署にいても、また再発するだろうから」と言ってくれました。

想像以上の柔軟な対応に驚きましたが、どこへいくか考える宿題ができてしまって複雑でもあります。

 

そんなこんなで、今わたしが持っている案件を引き継ぎさせていただき、とりあえず1ヶ月休職させてもらうことになりました。

なんの手続きもしてないけど大丈夫なのだろうかと少し不安ですが、もうよしとします。

 

何がしんどかったのか

わたしとしてはもう少し時間をおいてから、何がしんどかったのか考えたいと思っています。

ただ「仕事内容が合っていないというよりも、部署の雰囲気に負けてしまった」の方が近い気がしています。

 

勝手に気負って、空気読みまくって、自分で首を絞めていたのかもしれません。

 

休職期間に入って

今のところ、変わらず身体は重いですが精神は安定しています。

打ち明けたことで心が軽くなったのかもしれません。

 

わたしは人に自分のことを話すのがとても苦手でしたが、今回のことで「下手くそでも話そうとすること」って大切だなと身に染みて感じています。

 

あと、うつ病の認知度を上げてくれた方々、うつ病経験談をブログなどに書いてくれていた方々にもお礼を言いたい気持ちです。

そのおかげでわたしは病院に駆け込むことができたし、うつ病であることを打ち明けても異物のように扱われることなく過ごすことができています。

本当にありがとうございます。

 

わたしからは以上!オクラノでした。

残業が当たり前な日々にポジティブになれない

こんにちは、オクラノです。

 

わたしは他部署の人から「遅くまで頑張ってるね」と言われると調子が狂います。

 

ただ単純に、ねぎらいの言葉として受け取ればいい話なのかもしれません。

ですが、わたしには「遅い時間まで会社で仕事していることは正しいことだ!これからもどんどん残業しなさい」といわれているように感じる。

 

ひねくれすぎだと自分でも思うんですけど、それぐらい残業がキライなんです!

今日はそんな思いをただ綴るだけの記事です。

 

【目次】

 

残業を肯定しないでほしい

 

残業をポジティブにとらえることが全くできないんです。

残業し始めた頃は「仕事が遅い自分のせい」とか「自分がはやく成長するための時間」だと言い聞かせていました。

 

けど、ふと「自分の上司たちはわたし以上に毎日残業している」という事実を冷静にみたとき、ぷつっと何かが切れたような気がしたんです。

 

「みんな残業してるから論」や「社会人は甘くない論」ではどうにもならない気持ちがむくむくと膨れあがっていく。

受け入れられない自分を大事にしたいような、情けないようなで、なんとも言えない気持ちです。

 

技術に残業を強いる営業

残業が心底イヤなはずなのに、他人に平気で残業を強いている自分に気づいてとてもしんどくなってきました。

 

わたしは営業で、技術の方々に仕事を差し込む日々。

自分が残業するようになると、平気で人に残業しろって言えるようになるし、そうしないと仕事が進まないし、そうするのが普通だと思い始めている。

 

技術の方々は入社1年目のわたしなんかより仕事いっぱい抱えていて、残業するのが当たり前な状態になってる。

「この仕事は本当にやってもらわないといけない仕事なのか……?」と疑問が止まらないようになりました。

 

日常生活を削るむなしさ

本当にみんなの生活を削ってまでやってもらわないといけないことなんでしょうか。

 

利益あげていかないと給料が出ないなんてことはわかってるけど。

営業が仕事を取ってこないと誰も食っていけないってこともわかってるけど。

 

それでも、もっといい方法があるんじゃないかと思ってしまいます。 

1日8時間、目一杯働いたらめちゃくちゃ疲れる。8時間も仕事に時間を割いてるのに、それじゃ仕事が終わらないなんて。やるせないね。

 

残業が当たり前な体制から脱却しないと。パフォーマンス向上と、残業撲滅したい。

 

こういう話になると「そんな全体のこと考える前に自分の仕事さばけるようになれ」ってブーメランが飛んできそうなので頑張らないと、な。

はやく一人前になって、もっと役立てるようにならないと。

 

わたしからは以上!オクラノでした。

「女だからお茶出し」ってやつはキライだけど、女だから得られる恩恵も確実にあると思う話

こんにちは、オクラノです。

 

  • 女だからお茶出しする
  • 女だから会社の台所の片付けする

おそらく、まだまだ世の中に蔓延している風潮だと思います。

うちの会社もそうです、悲しいことに。

 

今回は「女だから」ってことについて、ちょっと思うことがあって記事にしてみました。

 

【目次】

 

茶の味は茶葉と水と技術で淹れ方で変わる

男が淹れたか、女が淹れたかでは変わりません!!

うちの課にいるんです。

「男が出すお茶より、女が出すお茶の方がうまい」と豪語する上司。

 

「そんなわけねぇだろ!!」といつも心の中で叫んでいます。

 

先日、打ち合わせでお客さんの会社へ行ったとき、お茶を出してくれたのが男性でね。

しかも、受付の人とか事務の人が出すんじゃなくて、打ち合わせするお客さん直々に出してくれるというなんとも省エネルギー!(笑)

なんか素直に感動した。と同時に「うちの会社遅れてるな……」とも思った。

 

仕事の振り分ける基準に男女が出てくる不思議

課に配属されて間もない頃、事務の女性から引き継ぎされた仕事は「営業フロアの台所の片付け」でした。

今までは営業フロアにいる事務(全員女性)で回していたらしい。

「わたし営業なのに、なんで事務の仕事引き継ぎされてんだろう……」と思っていたら、事務の方が「今年は女の子が3人も入ってきてくれたから助かるわ」と。

 

ああ、なるほど。

わたし女だから台所の片付けやらなきゃいけないのか……、と。

まったく納得できねぇ(笑)

 

台所の片付けといっても、

  • 朝はポットでお湯を沸かす
  • 帰りはお湯捨ててコンセント抜く
  • 来客用のお茶のストックを作る
  • シンクの掃除
  • 週に一度、手ふきタオルの洗濯(自宅で)etc.

めっちゃくそめんどくさいけど、誰でもできることばかり。

 

そんなふうに懇切丁寧に教えてくれるなら、きっと営業フロアにいる人全員できますよ。

ただただ、めんどうなだけ。

 

わたしが男だったら

たられば話は不毛なだけとはいいますが、これだけは言わせてほしい。

「わたしがもし男だったら、台所の片付けの引き継ぎしましたか?」

 

……今となってはわからないし、確かめるつもりもないんですけどね。

 

ただめんどうなだけの雑務を全員で分担すると、責任分散してうまく回らないのかな?

……というか、結局特定の人しかやらない状態になりそうな気がする。

 

特定の人も「なんで 僕・オレ・わたし ばっかり」ってきっと思う。

加えて、特定の人がやる空気が一度できあがると「勝手に手出したら悪いかと思って……」とか言い出すんですよ。手伝えやーい(話がそれる)

 

だから、範囲を狭めて当番制にするのは賛成。

だけど、仕事を割り振る基準に「男女」が出てくるのはとっても不思議。

男じゃないとできない仕事、女じゃないとできない仕事をぱっと思いつかないのはわたしが世間知らずなだけ?

 

「女だから」得することもある

散々グチったけど、「あ、女優遇されてる」と思うことも多々あります。

「女の子だしね」と考慮してくれる(?)こともよくあったように思います。

お世辞にもかわいいとはいえない顔面のわたしでも、恩恵を受けている。それはきっと女だから。

 

恩恵を受けている実感はあるけど、具体的にどうと聞かれるとスッと出てこないんですけどね。

でも、わたしがもし男だったら許されてなかっただろうなと思ったことは何度かあった。そう思うわたしがおかしいのかな。

 

イヤなことばかり記憶に残りがち

「わたしが女だから物事が丸く収まった」と感覚で思うことが少なからずある。

わたしが女だからちやほやされることもある。それで調子に乗る自分がいる。

 

「自分がされてイヤだったことは深く蓄積されるけど、恩恵には鈍感ですぐに忘れる」っていう特性が人にはあるのかもしれない。

 

イヤなことでがんじがらめになると動けない。けど、比較的対策を打ちやすい気がする。

けど、恩恵は対策が打ちにくい。恩恵の受け止め方によっては、自分にまとわりついてはがれなくてどんどん動けなくなる。

だから、恩恵センサーはにぶくできてるのかもしれない。

(恩恵と言うより悪意なき善意と言った方がいいのかな)

 

わたしの場合はきっと人一倍恩恵センサーがにぶい。

だから「被害者ヅラばっかりしてないで、周りの人たちによくしてもらってるってことをちゃんと意識しとけよ?」という自分への警告をここに書いておく。

 

女として生まれた運命(さだめ)

わたしは今後の会社での、生きていく上での立ち居振る舞いをどうすべきなんでしょう。

 

女として生まれたんだから面倒事も全部背負って女をまっとう(?)するのか。

はたまた、男女の壁を打ち破っていくのか。

 

忘れたくないのは男も女も同じ人間であるということ。

「女だから」どうだと判断されるよりも、人として判断され認められるようになりたい。

これだけは揺るがさないぞ~~!!!

 

わたしからは以上!オクラノでした(唐突)