だんない

映画が好きだけど、映画についてはほとんど書いてない雑記ブログ。

「許せないのは悪いこと?」中学生時代、誰かに教えてもらいたかった【許すこと】について

こんにちは。オクラノです。

みなさんには

「こんなことを教えてもらってたら、もうちょっと楽に生きれたかも知れないな~」

と思うことってありませんか?

 

わたしが教えてもらいたかったのはこれ。

「ごめん」と謝罪されても、すぐに許す必要はない。

ということ。

 

人によっていろんな考え方があるとは思いますが、自分なりに考えたことを書いてみようと思います。

 

【目次】

 

「ごめん」と言われたら、許さないといけないのか

訳もわからず、居場所がなくなった中学時代

中学生の頃、理由もわからず仲良くしていたグループから無視されはじめ、居場所がなくなる、ということが何度かありました。

昨日までバカ話で盛り上がっていたのに、一変する空気は本当にトラウマもの。

 

何ヶ月も無視される状態が続くのに、ある日突然「今までごめん」といって何事もなかったかのように話しかけてくるんです。

 

自分にどんな非があったのかわからないまま、グループ内でどんな心境の変化があったのかもわからないまま人間関係がリセット(?)されていました。

 

もやもやと残る違和感

わたしもそのときは精神的にかなり参っていたし、避けられる日々が辛かったので「ごめん」と謝られるたびに、「いいよ」と許していました。

 

でも、心の中で違和感がずーっと残り続ける。

「そんなことを周りに漏らそうものなら、また独りになるかもしれない」と思い、誰にいうでもなく日々をやり過ごしてました。

 

わたしと同時期に避けられていた子たちも、「ごめん」と言われただけで元通り。

 

謝罪を受け入れて水に流そうとする心の広さなのか、自分が置かれている状況から脱するための表面上の許しなのか、元通りになれる喜びなのか……。

今となってはわかりません。

 

ただ言えることは、わたしになぜ避けられていたのか問うたり、訳もわからず避けられて傷ついているなどと意思表明する勇気はなかったということ。

クラスではみごにされながらも堂々することは、わたしにはできませんでした。

 

許さないと心が狭い?

「ごめん」と謝罪されると、悪者ボールがわたしに容赦なく投げつけられる。

そうなると「いいよ」と許すまで、悪者ボールを持ってるわたしが一方的に悪みたいになる気がするんですよ。

「謝ったんだから許せよ」みたいな圧力をめちゃくちゃ感じるんです。

 

心の中では納得していなくても、許さざるを得ない状況に追い込まれているような、そんな気持ち。

 

「人にされたことがどんなに嫌なことでも許す。許さないやつは心が狭い」みたいな教訓が本当に苦しい。

許すのに長い時間がかかることだってあるし、どうしたって許せないこともあるよ。

 

小学生の頃、よく「ごめんで済んだら警察いらん!」と言っていたのに、いざ渦中に巻き込まれると冷静に考えられなくなるものですね。

もっとも警察は民事不介入ですが。

 

許すのにも時間が必要

そりゃあ、すぐに人を許せる寛大な心を持っていた方が穏やかに過ごせるのかもしれません。

 

でも実際は

人は必ず過ちを犯すものだと割り切れるほどわたしの心は広くない!!

 

今までは「すぐに人を許せないなんて、狭い心だなぁ」とよく自分で責めていましたが、最近になって「許せないことがあってもいいよなぁ」と思えるようになってきました。

 

自己嫌悪に陥るぐらいなら、許せない自分を認めてしまった方がラクだな、と。

 

「許せない……!」と固執している時間がもったいないと理屈ではわかっていても、そんな簡単に舵をとれたら苦労しない。

時間が経てば許せることもあるし、時間が経っても許せないこともあるもの。

 

他人と過ごしていれば、少なからず理不尽な目に遭う。

そのたびに許せない自分を責めてたら、心が持ちませーん!

 

なので、多少の開き直りは自分を守るために必要だと思う。

 

 

学生時代が終わると、相性が悪い人とは自然に疎遠になるので、友人関係における悩みはほとんどなくなりました。

 

けど、当時は真剣に悩んだものです。

親に心配かけまいと意地で学校に通っていましたが、よく不登校にならなかったな、と今になって思う。

居場所のない学校は地獄そのものだもんねぇ。

 

大人なら「きれい事だけでは人間関係うまくいかないこと」もわかっているはず。

なら「みんな仲良くしましょう!(きれい事押しつけ)」じゃなくて「こういう考え方もあるよ」と教えてほしかった。

 

……と改めて思ったオクラノでした。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました~。