だんない

映画が好きだけど、映画についてはほとんど書いてない雑記ブログ。

「わたしも我慢してんだからお前も我慢しろ」論

こんにちは、オクラノです。

 

最近気づきました。この考え方、誰も幸せになれないわ。

 

【目次】

 

体調不良は我慢するのが普通?

体調不良で会社休むのってものすごく罪悪感がありませんか?

わたしはめちゃくちゃありました。

 

ぎっくり腰とか盲腸とか、明らかに働いてる場合じゃない印象がある病気や症状ならまだ言いやすい。

けど、風邪とか頭痛、生理痛とかだとものすごく休みにくいなと、わたしは考えてしまいます。

 

わたしの勝手なイメージかもしれませんが「これらの体調不良は誰にでもあることだから耐えてしかるべし」みたいな空気ありませんか?

 

体調不良でいつものパフォーマンスが出せないのはわかっているのに、会社休めないのって「職場に迷惑がかかるから」という理由が一番大きいと思います。

次点の理由として「私も我慢してんだからお前も我慢しろ」論が根底にあるからなんじゃないかと思うわけです。

 

この考え方が他人の心だけじゃなくて自分の心の中にもあるから、休むことがとてつもなく悪いことのように感じるのではなかろうか。

 

「私は発熱してても来てるのにあの人なんで休んでるの?」とか「生理痛がキツいの自分だけだと思ってんの?」とか、ね。

 

自分が我慢してることは他人もして当たり前だと思うようになる

我慢すること前提で生きてるとめちゃくちゃしんどくなるってうつ病になってから気づいたんですよ。

さらに悪いことには、自分が嫌なこと辛いことを我慢すると、他人にも同じ苦しみを求めるようになる。

「わたしは耐えてるけどアンタは?」ってなっちゃう。

 

この考え方が染み付いてることにふと気づいたとき、本当に怖いと思った。

他人が出してる嫌な雰囲気に苦しめられていると思っていたら、自分も嫌な雰囲気出してる側だったんだもの。

わたしも同じだった。足の引っ張り合いしてた。

 

体調なんてどんだけ気にかけてても崩すときは崩すし、人によって強い弱いあるのは当たり前なのにね。

そんな当たり前すら見えなくなってたんだなって。

 

苦労のマウンティング合戦

体調不良が分かりやすい例ですけど、こういうのって他にもたくさんあるよね。

仕事でも家事でも。

 

通勤でもそう。

「通勤に1時間半もかかってしんどい」と言ったら「あの人は2時間かかるみたいよ」と返ってくることがあった。

 

自分の状況がしんどいとグチをこぼしたいだけなのに、他人の苦労をひっぱり出してきて横に並べてくる。

「他人もしんどいからお前も耐えろ」ってスタンスが基本になってるよね。

 

他にしんどい思いしてる人いっぱいいるってのは自分で思うことであって他人に言われたいことではない。

 

なんで「この仕事を少しでも楽にするために考えよう!協力しよう!」じゃなくて「この仕事の苦しさを一緒に味わえ」になってしまうんだろうね。

 

これだと息詰まって死んでしまうわ。

 

わたしからは以上!オクラノでした。