【感想】心を揺さぶられるストーリーに独り言が止まらない!PS4『Detroit:Become Human / デトロイトビカムヒューマン』
こんにちは、オクラノです。
今日は超話題作。
2018年5月25日に発売されたばかりのこちら!
『Detroit:Become Human』
このゲームがめっちゃくちゃおもしろかったのでぜひ紹介させてください!!!(溢れ出る熱量)
【この記事の内容】
どんなゲームなの?
舞台は2038年のアメリカミシガン州、デトロイト
アメリカ北部に位置するデトロイト。川を渡ればすぐカナダという立地です。
デトロイトと聞くと、正直あんまりいいイメージがない。映画の影響もあってか暴動とか犯罪都市とか・・・、どうしてもよくないイメージがつきまといます。
2018年1月に日本で公開された映画『デトロイト』だったり、
だから、ゲーム内のデトロイトも治安が悪いというベースがあるんだろうな、と。
アンドロイドの普及により経済は発展したものの、失業率は増加の一途たどるデトロイト。治安がよくなったとはとてもじゃないけど言えない町の雰囲気がプレイヤーの心をちくちくと刺してくるんですよね。
運命が交差する3人のアンドロイド
主人公は3人。
マーカス:有名画家の介護をしている。恵まれた環境下(?)で日々を過ごしている。
カーラ:父子家庭を支えるお手伝いアンドロイド。修理をしたために記憶メモリーがリセットされている。
コナー:変異体(自我を持った?アンドロイド)が起こした事件を追う最新型アンドロイド。
ちなみに、わたしの推しはコナー(どうでもいい情報)
・・・いやね?ゲームの中でプレイヤーへのアンケートがあるんですけどね?
Q. Detroit:Become Humanで好きなキャラクターは誰ですか?
世界の回答
コナー 8%
カーラ 7%
マーカス 85%出典:『Detroit:Become Human』アンケート結果より(2018年6月時点)
・・・マーカス圧倒的すぎぃ!!!
マーカスが一番人気そうだなとは思ってたけど、こんな顕著な差があるとは・・・。
「ならば、わたしが推すしかない!」という謎の使命感に駆られた次第でございます(笑)
各キャラクターの性格を紹介したいところですが、プレイヤーの操作に依るところがものすごく大きい。大きすぎて紹介しにくい。
キャラクターの性格はプレイヤー次第なんです。
とにかく分岐しまくる
プレイ時間は1周するのに体感で15時間ぐらい。
そう聞くと「あれ短いな?」と思うんです。けど、これを見てください。
そうなんです、めちゃくちゃ分岐するんです。
これは、とあるチャプターのフローチャートなんですが、エンディングでもないのにこの分岐量。(赤丸がチャプターのエンド)
チャプターが数十とあるのに、ひとつのチャプターで3つに分岐したりするんです。
これコンプリートするのどんだけ時間がかかるんだ(嬉しい悲鳴)
しかも、伏線がそこらじゅうに張られているから「え?そこで、あのときの選択肢が影響してくんの!?」ってのがめっちゃあります。
こりゃあ、やりがいがあるぞ。
難易度はどっちがいい?
難易度はEXPERIENCEとCASUALの2種類。
わたしは難易度はEXPERIENCEでプレイしましたよ!
難易度の説明文を読むと「難しそう・・・」と思いますが、ちょうどいい難易度だと感じたので、そんなに構えなくてもきっと大丈夫!
前作の『BEYOND: Two Souls』のときみたいな、方向キーをどっちに押せば良いのかわからないややこしさや、アクションの難しさはなかったです。
ただし、ふいに出てくる時間制限にはめちゃくちゃ焦ります(笑)
思わず「うそでしょ・・・」と言葉が漏れるストーリー
わたしは未だにハッピーエンドを迎えたことがありません!!!(大泣き)
容赦なく登場人物が死んでいきます(白目)
正直なところ「このゲームにハッピーエンドなんてあるのか?」と疑いはじめている自分がいる・・・。
唯一、マーカスルートのエンディングの中でハッピーエンドっぽいものが見れたんですが、どうしても手放しには喜べないんですよ。
このエンディング後も戦いが続いていくことは間違いないし、むしろここからが本番だってことはわたしだってわかる。
エンディングは映像的切れ目なだけで、キャラクターたちには今後があると、プレイヤーにめちゃくちゃ想像させてくるんですよ。
だから、手放しにハッピーエンドとは呼べない苦々しさが残る。
【ハッピーエンド】とか【バッドエンド】とか、そういうくくりには当てはまらないエンディングがたくさんあるんじゃないかと思っています。
自分を犠牲にして相手を助けて目的を達成できた。それは自分にとって本望。だからハッピー!・・・なんてのは見ていて辛い。
本当は自分も一緒に仲間と未来を歩いていきたいはずだもの。
このゲームの中で手放しに喜べるシーンがひとつでも見られたら、わたしはすごく嬉しい。
心がちぎれそうになる選択肢たち
「え!?そんな選択させるの!!!???」っていうのばっかり。
「ここで選択肢来てほしくないな・・・」というシーンには100%選択肢あります。
このゲームをプレイしていると決断することの難しさ、削られていく精神をひしひしと実感できるんですよね。
あくまでゲームの中での決断なのに、このゲームしてるとめちゃくちゃ疲れる(笑)
それだけ、キャラクターたちに感情移入しているってことなんだろうな、と。
リアルすぎる挙動
人間の表情や動き方が、これでもかというぐらいリアル。
QuanticDreamの恐ろしいところだけど、人間の動きは全部モーションキャプチャーでとってる。
(このご時世これって当たり前なの?そんなことないよね!?)
俳優さんたちが専用の全身タイツ(?)を着てシーンを実際に演じて撮影。そこにグラフィックをつけているんですよ。
モーションキャプチャーでの撮影風景はゲーム内のギャラリーでみることができるんですが、作品への熱量がひしひしと伝わってくる。
過去作『HEAVY RAIN -心の軋むとき-』や『BEYOND: Two Souls』もプレイしているのでモーションキャプチャーのことは知ってたけど!
どんどんパワーアップしてるし、あの分岐量からしてどんだけ撮影したんだよ・・・と恐ろしさすら感じてしまう。
「独り言が止まらなくなるゲームはおもしろい」の法則
- 「嘘やろ・・・(絶望)」
- 「ちゃうねーん、そうじゃないねーん!」
- 「うわぁ・・・」
- 「えっ、無理」
- 「やめてくれよ~、ほんまにさ~~」
- 「よかった~~~(安堵)」
・・・みたいなことを延々とつぶやきながらゲームしてます。
っていうか、このゲームを無言でプレイできる人いるの???
いや、でも独り言がついつい出ちゃうぐらいのストーリーへの没入感がものすごいんですよ。
今までいろいろゲームやってきましたけど、自分のなかでは「独り言が止まらないゲームほどおもしろい」という法則が確立されてきてる。
今作『Detroit:Become Human』は尋常じゃないほど独り言をいいまくってたから、尋常じゃないほどおもしろいってことです!
ぜひ、たくさんの人にプレイしてもらいたい!!
わたしからは以上!オクラノでした。
※本ブログ内の画像はPS4のスクリーンショット機能で撮影したものを利用しています。
一部ネタバレ防止のため加工しております。