「運動したら?」と言われるのが悔しくてたまらない話【うつ病】
「運動不足なのはわかってるよ!!」
と声を大にして言いたい、オクラノです。
うつ病経験者なら、一度は言われたことがあるんじゃないでしょうか。
「運動したら?」って。
わたしはこの言葉が本当にキライ。魔の言葉だと思ってます。
そんなわたしのうっぷんを撒き散らした今回の記事。
【目次】
そりゃ運動不足にもなる
うつ病になると横になっている時間が圧倒的に長い。
身体は重いし、背中は痛いし、息苦しいし、動悸はするしで、身体を起こすことすら辛い日が続くので、布団にはりつけ状態になってしまいます。
風邪やインフルエンザなんかで数日寝込んだだけでも体力の衰えを感じる。
うつ病の場合、数ヶ月~数年も布団の上で横になっているわけですから。そりゃもう想像を絶する体力の失われっぷりですよ。
「あれ?前はこんなことで疲れなかったのにな……」というギャップを認めるのに、わたしはとてつもない時間がかかりました。
自分が思ってる以上に体力は儚い。
やっかいなことにうつ病には易疲労性(=健康な人ならどうってことないことでもすぐに疲れてしまう)という症状があります。
なので、「わたしは今、うつ病だからしんどいの?体力がないからしんどいの?」と自問自答した挙げ句「運動せずになまけてるからこんなにしんどいんだ……」と自分を責めはじめる。
自分を責めることに関しては一級品ですからね、悲しいことに。
運動を万能薬だと思っていませんか?
「運動が健康にいい」ってことは百も承知です。
軽い運動を習慣づけるだけでも、生活習慣病の多くは改善されるとテレビやニュースで何度も目にしましたし、学校でもさんざん教わってきました。
うつ病にも運動がいいという話は医者にもされましたし、あらゆる本にも書かれています。
けど、健康な人でも習慣づけることが難しいものを、うつ病患者に「やれ」というのはあまりにも酷。
それに運動は改善策であって、やったら絶対治るってものでもない。
日々トレーニングを重ねているスポーツ選手もうつ病になるわけですからね。
【運動しない=治す気がない】と思われるのが、わたしはとても辛かった。
「わたしは今のままずっと働きたくないからわざと治らないようにしているのか?」なんて考えてしまうんです。
わたしは、自分がうつ病であることをなかなか受け入れられずにいて「甘えなんじゃないの?」みたいなニュアンスの言葉に過敏になっていました。
周りに言われなくても自分が一番「甘えだ」と思っています!!
(だから何も言わないでほしいという本音)
よかれと思って言ってくれているのはわかる
……わかるけど、待ってほしい。
運動はうつ病患者にとって、みんなが思ってる以上にハードルが高い。
「運動しないんじゃなくて、できない」という言葉をただ信じてほしいのです。
体調が悪くても「外に出て歩いてみたら気分がよくなるかもしれない…… 体調がよくなるかもしれない!」と無理矢理外出していた時期がありました。
確かに気分が上向きになるときもあったけれど、外出中に悪化して吐いたり、激しい頭痛がして動けなくなることもしばしばありました。
そんな時に「しんどいなら家でゆっくりしとけばいいのに」言われると、もう本当に心がぐちゃぐちゃになります。
「自分の体調は自分にしかわからない」と割り切れるまでが本当に辛かった。
できないときはできないでいい!
わたしは今、できる限り散歩をするようにしています。
基礎体力をつけて、今よりも長く活動できるようになりたいから。
あと、周りの人に「運動したら?」と言われるのが悔しくてたまらないから(笑)
このアプリで3月中頃からどれだけ歩いたか記録するようにしています。
(今日万歩計つけ忘れてる……!泣)
うつ病と診断されてから1年と4ヶ月が経ちましたが、毎日はできていません。
が、自発的に「外に出よう!運動しよう!」と思えるようになりました。
しんどいときはしんどいでいいんです!
無理して体調悪くなるのは本末転倒ですから!
きっと自分から「運動してみようかな?」と思える日が来ます!
かくいうわたしも、まだしんどさを受け入れられずに責めてしまう時があります。
体調が悪くなるとメンタルもマイナスに引っ張られてしまうところはまだまだ改善の余地ありですね。
それでもゆっくり前に進めればな、と日々過ごしております。
だいぶ愚痴っぽくなってしまってすみません。
でも、本当の自分の気持ちです。
わたしからは以上。
ここまで読んでくださりありがとうございました。