友達に飽きた話
こんにちは、オクラノです。
タイトルだけみると「こいつはなんて腐れ外道なんだ!!」と思うかもしれません。
「それは言わない約束でしょ!!」な発言ですもんね。
ブログのタイトルにあっけらかんと「飽きた」と書いていますが、わたし自身かなり悩みました。
「わたしはなんて薄情なヤツなんだ……」と頭を抱えていました。
が!
つい最近、心の荷がすーっと下りた出来事があったので記事にします。
誰かの心の救いになれれば、これ幸い。
【目次】
- 連絡頻度が高すぎる友人
- 基本的に電話が苦手
- 電話がイヤすぎて1ヶ月電話無視
- ツラいとき散々支えてもらっておきながらこの仕打ちか?
- 思いきって第三者に相談してみた
- ないものねだりかもしれない
- 「飽きた」という事実
連絡頻度が高すぎる友人
電話の頻度があまりにも高い。週1~3回のペースで電話がかかってくる。
あまりにも多く、電話が鳴り響く時間(マナーモードにしても画面が見える)に耐えられない。
率直にいって友人と話しすぎて、飽きがきている。
そこでわたしは友人に【LINEスタンプ制度】を導入してほしいと頼みました。
【LINEスタンプ制度】とは?
- 電話をかける前にまずスタンプを送ってもらう。
- スタンプを確認したわたしが電話OKならスタンプを返す。NGなら既読無視する。
というもの。
友人はふたつ返事でオッケーしてくれました。
「この制度が承認されているなら、文句言うことなくない?」と思うかもしれません。わたしもコレなら問題ないだろうと思っていました。
が、わたしの気持ちがうまく収まらなかったんです。
基本的に電話が苦手
わたしは特に話すこともないのに電話するのが苦手。というか嫌い。
電話にも使いどころがあると思うんです。
緊急時はもちろんのこと、遠くに住んでてなかなか会えない友人と電話するとか、相談事があるから電話する……、みたいな用件ならウェルカム。
たまの電話はとっても楽しいと思います。特別感あるしね。
だけど、日常的な話を毎日電話(2~3時間)でするのはキツい。
「それ、電話してまで話さないといけないことなの?」って思ってしまう。
毎日同じ人と同じようなことを話すのは飽きる。
電話に縛られるのは自分が思った以上に苦痛なんだと、現状を通してよーくわかった(笑)
電話がイヤすぎて1ヶ月電話無視
【LINEスタンプ制度】を導入してもらったものの、「あんまりスルーするのも悪いかな……」と思って週1回ぐらいのペースで電話に出ていました。
それでもあっという間に限界がきた(白目)
気がつくと、1ヶ月以上電話をスルーしていました。
※毎月1回は会ってるし、LINEのトークは返信してます。
LINEスタンプをスルーする度に「友人に応えられないわたしが悪いのかな……」と思った以上に罪悪感が積もっていく。
この罪悪感が1ヶ月分積もると、自分が悪者としか思えなくなっててツラい。
けど、電話するのも苦痛。
「電話出れてなくてごめん」とLINEのトークで謝罪するも「いや、こっちこそなんかごめん」と返ってくる。
無理矢理電話に出ても声が暗くなってしまうし、1時間ぐらいで不自然に切り上げてしまう。嫌々電話に出てる感が満載。
自分の気持ちをうまくコントロールできず、しっちゃかめっちゃか。
「飽き」を通り越すと「拒否反応」が出始めるんですね。今回の件で身に染みた。
この悩みを本人に伝えるべきなのか、静かに距離を置くべきなのか。 本当にどうしたらいいのかわからなくなってました。
ツラいとき散々支えてもらっておきながらこの仕打ちか?
罪悪感が積もるのにも一応理由があります。
友人が頻繁に電話してくるようになったのは、わたしがうつ病になったばかりの頃。友人はわたしを心配し、ほぼ毎日電話をくれていました。
このときも「しんどいときはスルー」というスタンスは変わらなかったのですが、電話に出る回数は今に比べてはるかに多かった。
毎日毎日ずーっと布団の上で過ごしていたので、友人からの電話に救われてました。
わたしを一切否定しなかったし、電話でめちゃくちゃなこと言ってても根気よく励ましてくれて、精神的に助けてもらっていました。
……なのに?電話に出ないの?
あんなに支えてくれたのに、わたしは友人の電話をスルーし続けてるの?
都合のいいときだけ友人ヅラか?
と、自責の念がどんどん強くなる一方。
友人のことを好きでいたいし、大事にしたい。けど、実際のところ拒否反応が出ている。
友人に対して「話すのに飽きた」と思うのは、ものすんごいタブーのような気がしてどんどん罪悪感が溢れ出る。
どうやって気持ちを落ち着けようものか毎日悩んでいました。
思いきって第三者に相談してみた
「友人に飽きることってある?」
先日、2年ぶりに会った友人に思いきって聞いてみました。
すると、あっさり「あるよ!」と軽快な返事が。
あんまりびっくりして「え?ほんまに?」と思わず聞き返していました。
あまりのあっさり加減に気が抜けたけど、気持ちが一瞬で晴れやかになりました。
「あ、そういう気持ちになるのってわたしだけじゃないんだ」って。
友人が肯定してくれたことで、ものすごく安心した。
これから「月1回ペースで会って話してるし充分!」って開き直れるようになった。電話も出たいと思ったときだけ出る。そう決めたら心がすごく軽くなった。
ないものねだりかもしれない
この手の話ってよくあると思うんです。
実際、Yahoo!知恵袋で似た境遇の人を何人も見かけたもんね。
これだけあーだこーだ言っておきながらなんだけど、もし友人が電話してこなくなったらさみしいと思うのかもしれない(笑)
友人のひとり暮しがさみしくて電話したくなる気持ちは、ひとり暮しをしたことがないわたしにはわからない。
けど、現状友人の電話に応えることはできない。
それでいいじゃない!
「自分を正当化しているのか?」とも考えたけれど、友人と過ごす時間が長すぎてLINEの通知をオフにした事実も見過ごせない。
目的は友人と義務感のない良好な関係を続けること。
どうしても無理ある関係は続けられないというのがわたしの結論。
わたしの恵まれているところは【LINEスタンプ制度】を素直に導入し、電話スルーし続けても一切咎めない友人がそばにいる、ということ。
もし友人が電話スルー問題について問いかけてきたら、真剣に応える。
これが、わたしの気持ちの着地。
「飽きた」という事実
「友人に飽きる」という響きが悪すぎて、なかなか周りの人に相談しにくい人もいるかと思います。
相談しても「そんなことは許されない!」「思いやりがない!」って反対意見が出たら正しすぎて言い返せないもの。
だから、ネット上ぐらい「同じ気持ちの人いるじゃん!」って安心感があってもいいと思うわけです。
「友達に飽きる」ことが良いか悪いかは横においておく。
そういう気持ちになる人はこの世界に2人(わたしと相談にのってくれた友人)は確実にいるという事実が大事。
この事実でちょっとでもラクになる人がいればいいなと、思います。
わたしからは以上!オクラノでした。